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アフリカ・リミックス展に行ってきました。 http://www.roppongihills.com/jp/feature/vol051/index.html 宇宙はもちろんのこと、アフリカとかジャングルとか恐竜とか、そういったわかりやすい大きなものに弱い私。それはもう夢遊病者のようにふらふらとつられて行ってしまうのです。NHKの恐竜スペシャル番組も感動ものでした。羽毛の生えたティラノザウルス、心は奪われまくり。 さて、アフリカ。イメージしていたまんまアフリカではなく、アフリカの現代アートということで、かなりソフィスティケイトされた作品群でした。 太陽と自然と大地!ジャンボ!アフリカ! というのを期待してたんですが、なんのなんの、かなり奥深いものでした。アフリカの歴史、世界におけるアイデンティティ、光と闇、苦しみと希望。真剣に見て行くとけっこう重いかもしれません。その分見応えは充分。お腹を空かせて行ってください。 アフリカといえば呪術。 余談ですが、呪術って呪われる方にもその知識がなければ無効だそうですね。なので、どっかのアフリカ人が勝手に私を呪っても無効なんです。ちょっと安心。 そのおどろおどろした呪術をアートに変化させて魅せる、文化の保存法とでも言いましょうか、そのままでは消失されてしまう歴史をアーティストの手によって、未来へ残して行く。そんな感じがしました。忘れたいけど忘れてはいけない歴史、苦痛や痛みも、アートに昇華させて子々孫々に伝えてゆく。とっても心に響くものがありました。 インスタレーション作品も数多くあり、「体感する」という、新しい美術の味わい方も満喫できます。(個人的には見る側の自由度が制限されるビデオ作品は飛ばしてしまいがちですが…) アフリカ、その把握しきれない大きさと、踏み込むのが怖いような深さを感じてみると、自分たちの身体の一部に、自分でも気付かないなにかしら記憶が蘇るかもしれません。(なんのこっちゃ) まだ夏いっぱいは開催しているようなので、避暑を兼ねてアフリカ体験いいかも。
by jlhatic
| 2006-07-27 22:36
| MUSIC/ART
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