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音楽の師、kurosawa氏が大野一雄さんについて書いておられたので、私もちょこっと。 http://blog.goo.ne.jp/ruinsdiary/e/afec21dbe9dfc809885fabce3123f26b |
私も大野一雄さんを見ました!しかもそれは私が「山海塾が好き」と言った事を発端に、「へえ、そーなんだ!(舞踏好きなんだ)」て事でkurosawa氏に連れていってもらった大野一雄さんのお誕生日の内輪に近い会でした。(九十何歳かの)
初めて見る大野一雄、人間も九十とか越すと人間というより「歴史」という感じです。圧倒的な存在感。車椅子で、ご機嫌が良かったのか、舞踏を少し見せて頂きました。(何の合図とかもなく唐突にそれは始まり、唐突に終わります。)ここまでくると、子どもとかと同じ雰囲気があります。舞台の最中にうっかり眠ってしまった事もあるそうで。
ほわっとお花が咲く、咲いたお花をみんなにあげる、そんなような踊りでした。たくさんの愛をみんなにあげずにいられないかのようでした。(ほんとは違ったりして)
圧巻でした。彼を囲む人々の愛情たっぷりのまなざし、彼のどんな動きも大切に大切にしているファンの方々にも感動でした。うっかり眠ってしまう事すら表現なのです。
kurosawa氏も書かれているように「生体廃墟」とはまさにそのよう。その老いた肉体を晒し続ける事で次代の人々に多くの何かを与え、アートであり続けるのだと思います。存在自体が作品。普通芸人は老いた肉体を恥じるでしょうが、彼は芸術家だから晒すのだな、と思いました。
長生きして下さい!
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